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世界を食べたキミは無敵。

小さい頃おいしゃさんごっこをして遊んでいて、いつか大人になってもずっと続けている、そんな人生

明かりの消えたよるに(空想のこと)

『バチッ』という音とともに、この家じゅうの光が消えたことが分かった。停電が起きたのだ。 夜になったけれど、今日は1日中、朝なのか真昼間なのか分からないようなどんよりとした天気だったらしい。雨がわんわんと泣くように降り続けていた。けれども家の…

みどりのバケツについて。

以前書いた『みどりのバケツ』について、水輪ラテール様にコメントを頂いていたことに気づき僭越ながら書かせていただきます。 というか、こんな戯言のようなブログをお読みいただいて恐縮です。コメントまで頂けると思っていなかったので大変嬉しく思ってい…

みどりのバケツ

エイケィは5さいの女のこです。きょうはママがおしごとの日なので、エイケィはひとりでおるすばんをすることになりました。 エイケィのおうちはマンションの9かいにあります。 エイケィはおうちのまどからけしきをながめるのが好きです。エイケィのおうちの…

動物好きの女

のど子ちゃん(26歳・独身)は僕が働いている会社に2年前に派遣社員として来た女の子だった。のど子ちゃんはごく普通の見た目の女の子だった。黒髪で少し肩にかかるくらいの長さで大きな縁取りの焦げ茶色の眼鏡をかけていた。うちの会社は夏でもクーラーをガン…

紫陽花の咲く季節

紫陽花の咲く季節になると思い出す男がいる。芳弘の事だ。彼は私の付き合った中で、唯一の年下の彼氏だった。彼は年下を武器に私に何でも言いたいことをいって甘えた。ある日の午後、私たちはカフェのオープンテラスでコーヒーを飲んでいた。私はブラック、…