研修医の三種の神器
確か、研修医の三種の神器と言われているものは
『白衣』『聴診器』『ペンライト』だった気がする(うろ覚え)。
他にも研修医にとっての三種の神器って、色々あるんじゃないかと思って、考えてみた。
例えば、『白衣のポケットに入れておきたい三種の神器』。
自分の白衣のポケットに入れているものを思い返してみると、
まず、輸液製剤の組成表。
1号液、3号液だけじゃなくって、ハイカリックやエルネオパやネオアミユーなんてのの組成もばっちり。
これは、外せない。(覚えればいいんだけど)
あと、抗菌薬ハンドブック。
一般名と商品名、適応疾患に、効果のある細菌一覧、投与量まで書いてある優れもの。ファ◯ザーさんから頂いたやつ。
これも、外せない。(覚えればいいんだけど)
さて、もう一つは困った。
脳外科か神経内科を回ってたら、NIHSS評価項目表が欲しいところ。
Ccr計算電卓も欲しい。DIC点数表も欲しい。CHA2DS2-VASc評価項目表も欲しい。
うーん。選べない。(覚えればいいんだけど)
スカスカの白衣着てる彼のポケットには、きっとスマホがいっこ入ってる。
で、
神経内科回ってたりすると、三種の神器のひとつが打腱器になったりするから困る。
白衣、聴診器、ペンライトのどれを外すか。
けどまぁこれは白衣一択だと思う。
白衣なくても診察はできるし、今どきスクラブって優れものがあるしね!
で、本題はこれではなくって、
研修医のうちに勉強しておいた方がいいテーマ、三種の神器。
私は、
『高血圧』『糖尿病』『抗血栓治療薬』と、考えてみた。
どれも圧倒的な患者数を持ち、あらゆる疾患のベースとなる病態。
これらの基本を学ばずして、その上にはいけない!と思っている。
最近はこの3つのテーマでもって勉強してる訳なんだけど、簡単なようで、とっても複雑。
けど、色んな本を読んでみても、著者の偉い先生は
『コツは難しく考えないことです。』って言ってる。
うん…
それができるようになれば、きっと、三種の神器がマスター出来てるって事なんじゃないかと思う。