はがき1枚分の美術館。
最近ポストカードにハマりました。
ポストカードのいいところは、お手ごろな値段で、ちっちゃな絵画が手に入るとこです。
本物の絵画なんて軽く車が買えてしまうような値段のものがゴロゴロしていますが、ポストカードならピカソでもゴッホでも小学生のおこづかいで買えてしまいます。
これってよく考えたらとってもすごい事だと思いませんか?思いませんかね。安すぎませんかね、ポストカード?こんなもんだと。おうちの机があっという間に美術館に早変わりですよ!え?そんな事前から知っていた?すみません、私は最近気づいたのです。
私がポストカードにハマるきっかけとなったのが、こちらの藤沢さだみさんというイラストレーター/グラフィックデザイナーの方の作品と出会ったことです。
熊やペンギン、ヒツジなど動物をモチーフにしたデザインを多く書かれているようです。私が購入した4枚のポストカードを紹介したいと思います。
まず最初はケーキを頭にのっけた熊さんたち。なんかこう、動物のおちゃめな表情や、3匹の熊たちをケーキと一緒にしちゃうっていう発想ががとっても素敵です。左の熊なんか身体がスポンジケーキに見えてくるし、みんな『僕を食べて』って言ってそうですね。
お次はビールの海で泳ぐペンギン。
ペンギンの泳いだ後にできているビールの泡がとってもリアルですね。ビールとペンギンというありえない組み合わせなのに、なぜかあまり違和感がないです。このペンギンはビールが好きなんでしょうか。きっと中年ペンギンなんでしょうね。
こちらもペンギン。
ペンギンたちが列になってバーコードの黒い線を踏み倒していってます。ケーキといいビールといい、私たち人間世界になじみの深いものとのコラボというのは、こう、間違ってこちらの世界に迷い込んできてしまったみたいで可愛らしいですね。バーコードってなあに~?そんなに大切なものなの~?と言ってそうです。
こちらは『いいことあるかな・・』という題名の作品。
まさにそう言っている声が聞こえてきそうです。やたら人間ぽい白熊さんは、青い空に何を夢見ているのでしょうか。
有名絵画のポストカードもいいですが、ポストカードの為の作品もいいですよね。
けれどこんなに可愛いと使うのがもったいなくなってしまいますね。
藤沢さんの作品で描かれる動物たちは、みんなにっこりと笑っていますよね。そこが何とも言えずあったかい気持ちにしてくれるのです。